子供は、所かまわず火がついたように泣きわめいたり、かんしゃくを起こして暴れたりすることがあります。
その原因と対処法は何なのでしょうか。
もくじ
子供がかんしゃくを起こし泣きわめくと・・・

例えば子供がスーパーのお菓子売り場などで泣きわめき、かんしゃくを起こすと…
「はぁ〜、また始まった。この子は異常なのかな。それとも親として育て方が間違っているからワガママになっていってるのかな・・・。」
などと心配するものです。
でも、子供がかんしゃくを起こさないようにしつけることはできます。
そのためにもまず、子供が泣きわめいたり、かんしゃくを起こしたりする原因について考えましょう!
なぜ子供は泣きわめいたりかんしゃくを起こすの?
まず幼い子は、自分の感情を抑えるという経験がありません。
それでかんしゃくを起こして、泣きわめいたりしてしまいます。
環境の変化
赤ちゃんの頃は、泣くことが仕事のようなものでした。
泣くことによって親に自分の必要を知らせて、親がオムツやミルクなどのお世話をすることが出来たからです。
しかし子供が2歳くらいになると、親から前のようには世話をしてもらえなくなってきます。
簡単に言えば、【親が子供に従う事 ▶︎子供が親に従う事】 にシフトする時期だからです。
子供は親の言うことを聞く事を、この頃から学び始めるのです。
ですから子供にとってそうした変化が気に入らないので、かんしゃくを起こして泣きわめき、抗議している訳です。
子供自身が親の事を、単に自分を世話するだけの存在ではなく、何かを教えてくれたり、言うことを聞かなければいけない存在だ!と理解できるまでは、かんしゃくを起こすものです。
親はその間辛抱する必要があります。
ではその期間どうすればいいのでしょうか?
子供がかんしゃくを起こす時どうするか!
まずは思いやる
子供に大人と同じような反応を求めるのは間違いです。
子供は感情を抑えた経験が無く、思い通りにならない時の対処法を知らないので、仕方の無い事なのです。
かんしゃくを起こしても穏やかに
かんしゃくを起こして泣きわめいた時に、すぐに怒鳴りつけたり叩いたりしない様にしましょう。
それは子供が成長する過程で通過する時なのです。
それよりも、かんしゃくを起こす理由をいつも頭に入れておきましょう。
それは子供が感情を制御する方法を知らず、習得している途中だという事です。
かんしゃくを起こしても毅然としている
かんしゃくや泣きわめいた時に感情的に叱ってはならないとはいえ、子供の言いなりになるのは危険です!
もし子供のかんしゃくや泣きわめきに負けてしまうなら、子供は「またかんしゃくを起こせば自分の要望は通るのだ」と思ってしまいます。
親が穏やかながらも、一貫してダメなものはダメと教えていくなら、そのうち子供はそれを理解するでしょう。
これらの事をしていけば、やがてかんしゃくを起こす事は少なくなり、やがては無くなっていくはずです。
かんしゃくを起こす時に試せる事

長い目で見れば上記のように接する必要がありますが、すぐにでも試せる方法があります。
子供がかんしゃくを起こして泣きわめいたり、手足をばたつかせる場合
可能ならその子を抱きしめて、優しく手足を抑える様にします。
怒鳴ってはいけません。
優しく、優しく、抑えて落ち着かせましょう。
かんしゃくを起こした時に連れて行く部屋を決める
かんしゃくを起こした時に連れて行く部屋を決め、
「泣き止んだら出てきてもいいよ」と言ってその場に居させます。
人目につく所でかんしゃくが始まったら、人目につかないところに連れて行く
人前でみっともないからという理由だけで、子供の要求をのんでしまう事が無いようにしましょう。
そうしてしまうならかんしゃくが癖になってしまいます。
また親も周りの目を気にして焦ってしまうので、人目のつかない所で対処するのが良いでしょう。
●まとめ●
子供のかんしゃくは成長の証。
子供は親の言うことを聞く必要があると、学ぶべき時なのです。
ですから親子にとっていつか通る道であり、この時を逃せば子供に教える機会を逃してしまう事になってしまいます。
疲れるから、恥ずかしいから、という理由で子供の言いなりになってはいけません。
かんしゃくを起こして泣きわめく時期も、長い人生で見ればほんの一瞬です。
上手に対処していけると良いですね(*^^*)
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