樋屋奇応丸(ひやきおうがん)は夜泣き・かんのむし・乳はき…に効くと歌われてましたよね。
皆さん一度は聞いたことがあるでしょう(^-^)
樋屋奇応丸。昔はこのCMが流れる度に、「あやしい…。夜泣きに効く?何言ってんの?」って感じで聞いていました(^_^;)
どこかの国の暗号ではないかしら…などと疑ってもいました(^_^;)
あれから20年。私にも子供が出来ました。
突如訪れた夜泣の毎日…
さすがに睡眠プリーズと思った時、思い出されたのがあのメロディー。
♪ひや、ひや、ひやの樋屋奇応〜丸♪
まさか!自分が樋屋奇応丸に興味を持つとはヽ(;▽;)
このあやしいCMを検証した訳でもなく、完全な先入観だけで生きてきた私。
今回 反省の意味を込めて、「樋屋奇応丸」と改めて向き合ってみたいと思いたったのです(笑)
樋屋奇応丸の歌詞
いや〜何から何まで謎だらけ。
何度も何度も耳にしたはずなのに、歌詞を見るのは今回が始めてです˚✧₊⁎
ではいってみましょう!!
『赤ちゃん 夜泣きで こまったなー♬
かんむし 乳はき 弱ったなー♬
ひや ひや ひやの 樋屋奇応丸!』
そうそうコレコレ!みんな知ってるこのメロディー♪
なんでもラジオ番組の公募で出来あがった曲のようです。
昭和35年にはABC賞を受賞!
この曲を作った方も、まさか平成のはるかかなたまで愛されるとは思わなかったのでは(^ ^)
実は他にも樋屋奇応丸の曲はあるみたいです。
こちらから音源を聴く事が出来ますよ(*^^*)
http://www.hiyakiogan.co.jp/content/tvcm/tvcm_song/
樋屋奇応丸の歴史
もともと「奇応丸」の原型処方は、有名な唐の高僧「鑑真」が伝えたといわれ、「色々な不調に対してす ぐに応じることのできる薬」、奇に応じることができる薬として、当時は「不老長寿・鎮静・強心・解毒作用等万能薬」として珍重されていました。
参照:hiyakiogan.co.jp
えっ!ちょ、ちょっと待って!
鑑真って…歴史で習ったあの?!いやいや古すぎやん(・・;)そんな昔からあるの˚✧₊⁎スゴイ!
しかしながら配合生薬(ジャコウ、ニンジン、ユウタン、ジンコウ)は遠い海外から輸入しなければならないものであり、「高貴薬」であるため庶民の手には入りにくく、公家や僧侶の秘薬として用いられました。
参照:hiyakiogan.co.jp
ウムウムなるほど。リアルです。やっぱり、いつの時代も金持ちしかいい思いはしないのですね!
江戸時代になると薬が一般に売られるようになりますが、その頃の書物によると奇応丸は瘧(悪寒、発熱)、大霍乱(嘔吐、下痢、腹痛)、産後の血の道などに用いられたようです。
「1622年(元和8年)初代坂上忠兵衛」は「極めて安全な生薬のみを使用している奇応丸は、赤ちゃんが生まれて初めて飲む薬として最も適している」こと、また、「赤ちゃんの服用量なら庶民にも手が届く」ということに着目して樋屋奇応丸を施薬しました。参照:hiyakiogan.co.jp
なるほど、すばらしい(^-^)ようやく庶民にも夜泣きのない平和な夜が訪れたのですね。
当時は、赤ちゃんの栄養状態も悪く、医療の行きわたっていない時代、「まさに奇応がある」、「よく効く」と川柳にも読まれるほどの「大評判」となり、以来380余年にわたり「樋屋奇応丸」は「信頼のブランド」として「赤ちゃんが安心して飲めるお薬」の代名詞となっているのです。
参照:hiyakiogan.co.jp
いや〜、どれだけ時代を超越してるのか(*’▽’*)
現代まで残っているという事は、信頼と実績の証なのでしょう。
疑ってしまって申し訳ありませんでした…m(__)m
名前からして古そうだとは思ってましたが、まさかここまで古いとは!!
樋屋奇応丸の成分
・高麗人参

参照:hiyakiogan.co.jp
虚弱体質や病後の体力増強に
消化管運動促進、すとれすに対する副腎皮質機能強化
・ユウタン

参照:hiyakiogan.co.jp
クマの胆汁を乾燥し固形にしたもの。強い苦味。乳はき、下痢に。
胆汁分泌促進作用、消化管の鎮痙(ちんけい)、脂肪吸収促進作用
・ゴオウ

参照:hiyakiogan.co.jp
牛の胆のうに出来た結石。奈良時代から医薬として用いられる。
強心、解熱、鎮静、鎮痙、胆汁排出促進、抗炎症作用。
・ジャコウ

参照:hiyakiogan.co.jp
ジャコウジカのオスのにおい袋から採取。精神安定の漢方にしばしば配合され神経質症状の改善に。
心機能亢進、アドレナリンβ効果増強、血管透過性亢進、亢ヒスタミン作用。
・ジンコウ

参照:hiyakiogan.co.jp
ジンチョウゲ科の植物の材部が土中に埋もれ、樹脂の多い部分が残ったもの。
温感の不適当、飲食の不摂生や精神ストレスによって引き起こされる様々な神経過敏症状や腹痛、下痢に。
樋屋奇応丸の効果
ひや・きおーがんは、高ぶった神経をしずめ、崩れた「心と身体のバランス」をととのえることで、結果として「夜なき」を改善するお薬。つまり、その効果は「心と身体のバランスをととのえる」というところにあります。
参照:hiyakiogan.co.jp
つまり!直接、夜泣きや乳はきなどの症状に効くというのではなく、体のバランスが良くなるので、結果さまざまな症状に効果が期待できるという事ですね(o^^o)
さすが江戸ッ子!信念が感じられます。
効能は、夜なき・かんむし・小児の神経質・ひきつけかぜひき・かぜの熱・寝冷え・下痢・消化不良・乳吐き・食欲不振・胃腸虚弱。
体のバランスを整えていくことで症状を治していくというのは、根本治療でもあるし、東洋医学っぽいですね♡
いやー、知らなかった。
実はすごい薬なんですね!!!
ただ、この効能からすると即効性はないようです。
むしろ使い続けることで効果を発揮し、人が本来持つ抵抗力を引き出していくタイプのようです。
●まとめ●
古くから残っているだけあって、今でも多くの方が愛用している模様です(*^^*)
もちろん個人差も多く人それぞれですが、焦らずにじっくり様子を見る必要があるようです。
奇応丸に頼らずとも、その考え方は素晴らしいと思います。
現代っ子は甘いお菓子やジュースなどを摂取し過ぎていますから、そうした糖分がカルシウムやビタミンを多量に消費し、結果イライラしている場合も少なくありません。
医食同源。何を食べるかは本当に大切ですね(*´꒳`*)
HPはこちら♡
http://www.hiyakiogan.co.jp/content/#content02
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