赤ちゃんを抱っこしていると、よく耳にする「泣いたからって抱っこばかりしていると、抱き癖がつくよ!」の言葉。
特におじいちゃんおばあちゃん世代がよく口にするものです。
さて果たして赤ちゃんをよく抱っこする事がそんなに悪いことなのでしょうか?
そして、そもそも赤ちゃんの抱き癖を治す必要はあるのでしょうか?
もくじ
赤ちゃんの抱き癖?本当に必要としているものは?
親とのスキンシップ

赤ちゃんは生まれたその時から、優しく撫でられたりするスキンシップを必要としています。
実はこのスキンシップ、かなり重要な行為なのだそうです。
少し余談になりますが、産院によると出産してすぐに母親が胸の上で抱きしめられる「カンガルーケア」というものを取り入れています。
母親に抱かれることで、赤ちゃんは安心感を持つことができるそうです。
私が出産した産院もそうでした。産まれてホヤホヤの赤ちゃんをすぐに抱きしめることができたのは、最高に幸せな瞬間でした。
産まれたばかりの赤ちゃんを直接お母さんのお腹の上に置きます。しかも服の上からではなく素肌と素肌が触れ合う様に服を脱いで約一時間も抱っこしました。
医師たちも、誕生直後の12時間が肝心だと考えているようです。
親との愛の絆がないと、赤ちゃんはただそれだけで弱ってしまったり死んでしまうこともあるそうです。
なので、ある医師たちは、出産後すぐに赤ちゃんを母親に渡すことが大切だと考え、一緒にいられることを提案しているようです。
親からの語りかけ

赤ちゃんは、ある特定の刺激に対して敏感に反応する時期があります。でもそうした時期はしばらくすると終わってしまいます。
誕生後の数年が言語能力を得るのに非常に大切な時期となります!
赤ちゃんは母親の声を真似るそうです。親とのやりとりによって言葉を学びます。
それを知ると、たくさん話しかけなくちゃって思いますね。また、親が愛情たっぷりに話すと、赤ちゃんの心拍数は上がるそうです!
赤ちゃんは何も言葉を発することはできませんが、「ママ、お話して」って心の中で思っているわけです。
親の優しい眼差し

生後一年の間に、自分の世話をしてくれる人(主にママでしょうか)に愛着を持つそうです。
この期間に親とのきずながしっかりでき、安心感を持てている赤ちゃんは上手に人と接することのできる子になります。
私が読んでびっくりしたある医師の言葉ですが、
「生後6ヶ月の赤ちゃんについて、その体の骨を全部折るか、2ヶ月間感情面でなおざりにするかを選べと言われたら、その赤ちゃんにとっては骨を全部折られるほうがむしろましだろう」
とありました。
その理由として、
「骨は治癒するが、赤ちゃんが2ヶ月にわたって不可欠な脳の刺激を得られないと、脳はいつまでたっても秩序を欠いたままになるから」
だそうです。
赤ちゃんの感情面を満たしてあげることは、こんなにこんなに大切なことなんですね。
赤ちゃんは泣くことで、「ママ、こっちを見て」と訴えているのでしょう。
そう思うと、優しく応えてあげたいですね。
でも、泣くたびに抱っこしていたら抱き癖がついたり甘やかしてしまわない?

泣くたびに、抱っこしたりあやしていたら、赤ちゃんを甘やかしてしまいワガママになるのでは?との疑問も出てきますね。
題名にもある、「抱き癖」
本当のところはどうなのでしょうか?
最近の幾つかの調査によると、新生児がお腹が空いたり オムツを替えて欲しかったり不快になると、ストレスホルモンが出るんだそうです。
大人だったら自分で原因を取り除けるでしょう。
でも赤ちゃんは、泣くことで不快な気持ちを表現するしかないのです。
ある博士によると、泣いてすぐに世話をしてもらえる赤ちゃんは、ストレスホルモンの分泌量はあまり多くないそうです。
それで、不機嫌になったとしても、ストレス反応が比較的早く収まるそうなのです。
「実際に、特に生後6ヶ月から8ヶ月の間いつもすぐ相手にしてもらえた赤ちゃんは、泣くままにされてきた赤ちゃんほどには泣かない」
ともありました。
こう調べていくと、抱き癖という言葉自体が間違えているようにも感じます。
泣いて親を求めている赤ちゃんに、いっぱいいっぱい抱きしめて愛情を伝えたいですね。
しかし!
毎回毎回同じ仕方(毎回抱っことか毎回授乳とか…)で対応していると、赤ちゃんも学習能力があるので、そのまま成長していくと確かに甘やかしてしまうことにもなりえます。
時には声をかけたり、優しくトントンしてあげたり、さすってあげたり…
その時その時の状況を見て、上手に対応してあげると良いでしょう。
・・・と、ここまで書いてきましたが、じゃあ泣くたびに抱っこしたり相手しないと愛情が伝わらないのでは?と心配になりませんか?
泣く赤ちゃんを放置したらサイレントベビーになっちゃうのでしょうか?
泣く赤ちゃんを放置してしまったらサイレントベビーになる?

サイレントベビー = 泣いたり笑ったりしない赤ちゃん。
なんだか怖い名前ですね。
サイレントベビーと呼ばれる赤ちゃんは、何故感情を出さなくなってしまうのでしょうか。
それは親との触れ合いがないため、全くの諦めた状態 になっているからだそうです。
赤ちゃんが親に泣いて訴えても、そのたびに無視されてしまうと、赤ちゃんはそうすることをやめてしまうんです。
サイレントベビー、これは極端な例かもしれません。
そしてそんな簡単になるものではないそうです!
泣いていても、家事などをしているとどうしても手が話せないことって多々ありますよね。
お皿を洗っている時、どうしても料理で手が離せない時…
そんな時は「ちょっと待っててね〜」って、声かけをしたりして赤ちゃんを安心させてあげるだけで良いんです。
よく泣く赤ちゃんを抱っこし続ける必見グッズ
泣くたびに相手を…と頭では分かっていても、ぐずり泣きや夜泣きで素直に寝てくれない赤ちゃんに疲れ果ててしまうこともあります。
赤ちゃんに質の良い睡眠を与えるのに必要なことは、習慣を整えることと、快適に眠れる環境を整えてあげることです。
その快適な環境とはママのお腹の中であり、生まれる前の赤ちゃんは胎内で羊水に浮かび、 母親の骨格や筋肉にキュっ包まれ状態で過ごしています。
そこでご紹介したい『エムマール』には、適度なしめつけと、 維持ができるように、 広範囲で調整可能な脱着帯が付いています。
一般知識では、赤ちゃんは通気性がいいからおくるみで安眠できると思われがちですが、 それだけではなく、適度なしめつけと、そのしめつけを維持することが一番重要です。
詳しいことはこちらをクリック↓↓

エムマール、オススメですよ。
●まとめ●
赤ちゃんはママの愛情を体全身で求めています。
よく耳にする「抱き癖」をなおす必要はありません。いっぱいいっぱい抱きしめて愛情を伝えてあげましょう。
泣いている時にどうしても手を離せない時は、声かけなどをすると赤ちゃんも安心します。
「抱き癖」という言葉にとらわれず、親自身が「良い」と思う仕方で愛情を注いでいきたいですね。
コメントを残す