ネットを見ていると、長男長女に関連してネガティヴな言葉が結び付けられている事が多いのです。
下の子が生まれてそちらに手がかかるようになると、『長男長女(第一子)が可愛くない』とか、『むかつく、うっとおしい、うざい…』と言った言葉が見られたりします。
第一子長男である私旦那はとても心を痛めております。グスン(T-T)
でも第一子である長男長女が可愛く思えないのには訳があるので、それさえ知っていれば対策も立てられます。
実際、本当はそんな事思いたくないのに・・・とか、自己嫌悪にさいなまれている人もたくさんいるようです。
決して今読んでくださっている皆さんがおかしい訳でも何でもありません。
本当は愛しているはずの長男長女の事をまた『可愛い』と思えるようになるためにも、第一子である長男長女が可愛くない、むかつく、うっとうしいと感じる理由と対策について考えてみましょう。
もくじ
長男長女に関する声

もちろん全ての親御さんがそう思ってる訳ではありませんが、第一子の長男長女が可愛く思えなくて悩んでおられる方は結構いるようです。
ここで、第一子の長男長女を『可愛くない、むかつく、うっとうしい』と感じている人の、正直なネット上での声をまとめてみます。
●下の子が出来ると今までなかった感情が。長男がなんかデカいし可愛くないんです。これまでと同じように食べ散らかしたり、イヤイヤ期も変わらないんですが、前よりも腹が立って仕方ありません。
●上の子が寝ている下の子を触って起こしたり、下の子の育児で忙しい時に上の子が散らかしたりされると、無性に腹が立ってつい八つ当たりしてしまいます。
●もう一緒にいるのが無理。上の子だけ預けていなくなって欲しいと思ってしまう。親失格です。
●長男は優しいところはあるんですが、ボッーとしていて用事をしなかったり、こんなんで大丈夫なのって感じ。それに比べて下の子はテキパキしてて気持ちいい。
●長女は真面目で見ていて面白くありません。
などなど。
長男長女もかわいそうだけど、親のみなさんも苦労があるんですよね。
「上の子可愛くない症候群」なんて言葉もあるくらい最近では認知されてきているようですので、決して特別なことではありません。
ではどうしてあんなに可愛かった第一子の長男長女にそのような感情を抱いてしまうようになるのか、そのメカニズムを調べてみましょう。
長男長女を可愛くない、むかつく、うっとうしいと感じてしまう理由とは?

比較対象してしまう存在ができた
下の子が生まれると、第一子の長男長女にとっては必然的に比べられる対象ができることになります。
親が比べないでおこうと思っていても、やはり無意識のうちに比べるようになります。
では実際に比べてみましょう。
●下の子は長男、長女より体が小さくてカワイイ!
●下の子は長男、長女より何も出来なくてカワイイ!
●生まれたばかりの下の子は長男、長女の昔を思い出す・・カワイイ!
それに比べて・・
●上の子は下の子よりデカくて可愛いと思えない
●上の子はワガママで言うこと聞かない
●上の子は手がかかるだけで可愛くない
いかがでしょうか?
上の子である長男長女が1人だけの頃には決して沸きおこらなかった感情が芽生えてきます。
下の子が生まれる頃には、上の子はちょうどイヤイヤ期にさしかかっていたりするかもしれません。
ただでさえ下の子の育児で忙しいのに、構ってちゃんになっている上の子に腹が立つのは理解できなくもないでしょう。
上の子の子育ては不安や心配が多い

加えて、長男長女は子育てする親も初めてのことばかりです。
妊娠中も、出産も、ハイハイから幼稚園、小学校から受験に就職まで。
とにかく何から何まで初めて経験することばっかり。
親としては不安や心配が先立ち、ナーバスになりますよね。
育児書や学校の先生の言う通りにしないといけないとか、ちょっと風邪ひいたり怪我したりしただけで大騒ぎして色々調べたりするもんです。
ところが下の子はどれも一度は経験済みのことばかり。
前回の経験があるからよりスマートに何でも乗り越えられますし、多少の怪我や病気も上の子の経験があるので親も慌てることはありません。
長男長女の時はいろいろ調べて野菜や果物など健康に良いものだけを食べさせて、あれこれと甲斐甲斐しくしていたのに、下の子になると結構スナック菓子とかアイスとか小さい時から口にしてたりしますしね。(何だこのちがいは!)
親としても下の子の育児は、楽で手のかからない子というイメージばかりか、懐かしくて楽しいとさえ感じるかもしれません。
それに比べて長男長女の手のかかることかかること…。
下の子は賢いのに、どうして上の子はこんなに世話がかかるんだろう。全然可愛くないしうっとうしい、と感じるのは正直なところかもしれませんね。
下の子は物理的に可愛い

これも上の子と比べてなのですが、下の子は小さいし断然可愛くうつるものです。
これは上の子にとっては圧倒的に不利です。
上の子からすれば、
「下の子と同じ時期のおいらと比べてくれよ」
てなもんでしょうが、そうもいきません。
よその子でも2人子供がいれば、大抵まず下の子にみんな近寄っていきます。
「可愛いねー」
(そんな時、上の子は決まって寂しそうにしてます)
小さくて、リアクションも少ない下の子の方が可愛がられやすいのです。
下の子は上の子を見て育つから賢い

下の子が得なのは、上の子の成功例と失敗例を間近に見ることができる!というところでしょう。
いつも親に怒られる上の子を見て、
「ああ、これやったら怒られるんだな」
「兄ちゃん、姉ちゃんのこんなところが嫌だ」
とか考えている訳です。
自分がこれから先歩んでいく上で、比較できるものがあるのは大きいですね。
それに比べて長男長女は何もかも手探り状態。
なのでマニュアル人間が多くて、真面目で頭が固く、器が小さくなりがちなのです。。。
長男長女を可愛いと思えるためには

そんな長男長女を『心底憎たらしい』なんて思っている親はいないはずです。(しかし中には、児童虐待によって死に至るケースもあります)
下の子が生まれるまでは、本当に可愛くて仕方がなかったはずです。
では下の子ができても、長男長女をいつまでも可愛いと思えるように努力できる点を考えましょう。
長男長女の気持ちを考える

長男長女は下の子ができると生活が一変します。
自分のものだったママは下の子に取られて、もうあまり構ってくれません。
ママの気を惹こうとしていろんな悪さをするようになります。ワガママになったり、言うことを聞かなくなる事も。
それに合わせてママがイライラしてくると負のスパイラルに陥ります。
長男長女には別に時間を取り分けて、ギュッと抱きしめながら、
「時間が取れなくてごめんね。」
と言って聞かせて、愛情を注いであげましょう。
愛情表現は必ずしも同じではありませんよね。
下の子はただただ可愛いだけかもしれませんが、上の子は信頼関係があって始めて愛情が成り立つのです。
上の子をほったらかすと、信頼関係が無くなりますますギスギスしてしまうようになるので、しっかりと上の子に愛情を注ぐ時間を取れば、上の子は納得するようになるでしょう。
上の子にはおおらかに、下の子にはちょっと神経質なくらいがちょうどいいのかもしれません。
上の子の子育てはどうしても、こうでないとダメという思い込みが強くなります。
そのためにしつけも厳しくなり、細かいことまで『規則、規則』でがんじがらめにしてしまいがちです。
実際私旦那も、そんな事の連続でした。

小学生になってやっと門限が6時になったのに、弟や妹は同じ時期から門限が6時ですし、
中学校になって始めて月額のお小遣いが貰えるようになったのに、弟や妹はその日から貰い出してるし・・・。
長男長女からしたら腹たちますよ。あれだけ我慢してきたのに、なんで下にはそんな甘いんだって。今でも思い出したら腹たちます(笑)
うちの親は次男と末っ子でしたから、長男の気持ちはちょっと分からなかったのかもしれません。親のどちらかが第一子であればまた変わっていたと思います。
なので上の子にはちょっと緩いぐらいでちょうどいいのです。
上の子を規則で締め付け過ぎると必ず反抗期がきつくなります。欲求不満で爆発します。
逆に下の子は自由過ぎてワガママになりがちですから、ちょっと厳しくしても良いでしょう。
要はバランスが大事だという事です。
上の子って親の理想が強すぎるんですよね。学校の成績とか、塾に習い事とか。
で、長男長女は真面目だからある程度の結果は出すんですけど、結局やらされてるだけなので面白味を感じず大成しません。
ところが下の子は好きな事をやらせて貰えるし、親もそんなに期待してないから自由に好きな事に没頭していき成功していきます。
なので上の子には理想をあまり持ち過ぎない事が大切です。理想なんて親のエゴですから。
上の子にも自由に選択肢を与えて選ばせていき、それをサポートしてあげる方が伸びていくでしょう。
上の子はママにとって戦友みたいなもの

世間では長男長女の方が可愛いという方も結構います。
こういう方は下の子も同じく可愛いんですが、それ以上に長男長女に特別な感情を抱いているようです。
それは、第一子は『苦楽を共にしてきた戦友』みたいな感じを持っているのです。
下の子達に比べて何倍も苦労した分、後になるといい思い出となってだんだん可愛くなっていくのです。
また初めての子育てで苦労した長男長女がけなげにうつるのかもしれません。
実際歳を取ると親が長男長女に頼るようになるケースが多いのは、長男長女と親の間には特別な信頼関係があるからです。
●まとめ●
長男長女が『可愛くない』とか、『うっとうしい、むかつく』と感じるのはおかしな事ではありません。
そう感じてしまう要素がある訳ですね。
これまでもお母さん方はこうした感情が心のうちにあったのかもしれませんが、インターネットの普及によってこうした心の声が発信できるようになったのでしょう。
大切なのは長男長女に負の感情が芽生えた時にそのままにせず、何故そう感じるのか原因を突き止めて対策を講じる事です。
子供もの時に長男長女にしっかりと愛情を注いでおけば、ゆくゆくは信頼関係の強い味方になりますよ!
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