母乳育児には色々と心配事が多く、上手く行っているのに知識不足から「上手く行っていないのかも?」と心配になる事があります。
今回の母乳育児トラブルのテーマは「夜中におっぱいを何回も欲しがるけど大丈夫?」という事。
母乳を夜中に何度も欲しがる理由とは?

夜中の授乳は、1歳過ぎまではごく普通の事です。
夜中に何度もお母さんのおっぱいを欲しがるのは、もしかしたら母乳が足りていないから?!と不安に駆られるかもしれませんね。
夜中の授乳はどうしてもお母さんにとっては体力的にも精神的にも負担が大きいですので、お母さんの希望としても夜中は出来るだけ眠って欲しい!と思うかもしれません。
一般的な育児書には『生後3ヶ月くらいで徐々に夜中の授乳は少なくなっていき、無くなっていく…』みたいな事が書かれていますが、育児は全て同じものはありません。
もちろんそういう赤ちゃんもいるでしょうし、一歳過ぎまで毎晩夜中に2、3回授乳していた赤ちゃんもいます。
この時期の赤ちゃんは、ほぼおっぱいで育つ時期ですし、お母さんの母乳も夜中にどんどん作られているので、この時期の赤ちゃんが夜中でもおっぱいを欲しがるのはむしろ当たり前とも言えます。
忙しすぎる現代社会が、いつの間にか夜中の授乳は早めに切り上げるようなイメージを作り出したのかもしれませんね。
夜中に母乳を欲しがるのは昼間の外出や来客が原因?

夜泣きは育児には付き物ですが、その原因の一つに日中受けた様々な刺激が関係している場合があります。
外出したり来客があったり、予防接種の日だったり。
そういう赤ちゃんにとって色々な刺激的な体験は、夜寝ている時に夢となって出てくる時があります。
夢を見るというのは記憶を整理しておく過程ですから、夢を見て夜泣きするのは成長の証。
夜泣きして起きてくる赤ちゃんには是非母乳をあげましょう。
お母さんとのふれあい、匂い、母乳を吸うという行為は、赤ちゃんが安心感を抱ける最高の場所です。
初めて体験する事だらけの赤ちゃんには不安やストレスもかかる事でしょう。
ですから母乳をしっかり上げる事で安心感を得られるようにしてあげましょう。
夜中の母乳は赤ちゃんの特に急速な成長期に必要

赤ちゃんの成長は常に一定ではありません。
ある時には急速に成長する時もあり、そのような時には母乳も赤ちゃんにとって当然たくさん必要になります。
それまでは2〜3時間おきに一回母乳を与えていたのが、急に1時間おきに欲しがるようになったりすることがあります。それは赤ちゃんの急速な成長期なのかもしれません。
この頃はお母さんの母乳で成長していますので、おっぱいもたくさん必要になる訳です。
このような急に母乳が必要になった時も、お母さんは母乳を作り出す事が出来るようになっています。
どうしても母乳の出が悪い時は、お母さんも高カロリーな物を食べると母乳の出が良くなります。
その他の母乳育児トラブル
おっぱいが張らない。小さすぎると感じる方はこちら。
●まとめ●

母乳育児にはトラブルや心配事がつきものです。
夜中に何度も母乳を欲しがるようになると大変ですし、心配になるかもしれませんね。
夜中に母乳を欲しがる事は一歳過ぎの赤ちゃんには普通の事ですし、急速な成長や、日中の出来事などでも急に夜中におっぱいを欲しがる場合があります。
おっぱいには本当に不思議な力があり、赤ちゃんの成長や精神安定、お母さんとの絆を深めるなどなど様々なパワーがありますので、積極的に母乳をあげましょう!
コメントを残す