2歳くらいになってくると言葉の発育で悩んでおられる親御さんも多いと思います。
言葉の発育は目安こそあれ個人差がかなり大きいので、言葉の発育が遅いお子さんですと心配になりますよね。
実はうちの2歳7ヶ月になる息子も今でこそベラベラと喋るようになりましたが、ほんのついこの間まで全然喋らなかったんです。
うちの子はこれまでも記事にしてきましたが、言葉の発達は遅い方でした。
それが突然と言っていいほど、今では喋りまくっています。
2歳児の言葉の発達と、我が家の息子の言葉の発達していく様子についてお伝えします。
もくじ
2歳の言葉の発達の仕方
いわゆる宇宙語を話し出す

「2歳 言葉」とインターネットで検索すると、関連語句に「宇宙語」なんて出てきたりしますよね。
赤ちゃんが、言葉にならない声をずっーと喋る様子が宇宙語に聞こえる訳です。
これまでも赤ちゃんが「ヒャー」とか「ピー」とか意味不明な声を発していたかもしれませんが、単語が多かったため短く発音しています。
ところがこの頃になると、赤ちゃんも文法を喋るようになっているので、意味不明な音が連続して繋がる結果「宇宙語」を話しているように聞こえます。
ずっと一人で「フニャフニャピー」など、1時間くらい話し続けている時もあるでしょう。
この時期に上手く発音していないので『うちの子は大丈夫だろうか?』と心配する必要はありません。
赤ちゃんは発声や会話の訓練をし始めた段階で、脳は会話する為に急速に発達している段階です。
この頃に大切なのは親子の、特にお母さんとのコミュニケーションです。
まだあんまり話せないからとか、話しても通じないだろうと思って話しかけないなら、せっかくの言葉の発達の機会を逃してしまうことになります。
たとえ赤ちゃんが理解できなくても、優しく話しかけたり、赤ちゃんが言っていることを理解しようと努めて共感してあげたりする事で、この時期の赤ちゃんでも充分コミュニケーションを取り合う事ができます。
そのようにすれば、やがて話し出す時にもスムーズに話し出す事でしょう。
うちの息子も2歳になったばかりの頃はよく宇宙語を話していました。
「マチュピチュピー」
みたいな音を延々と一人で喋っています。
これは成長の過程であって心配はいりません。
この頃に発声練習しているようなもので、やがてハッキリとした聞き取れる言葉になっていきます。
私たち夫婦はこの時期に『ああしなければいけない』とか、『こうしなければいけない』といったネット上などで見られる多くのアドバイスはあまり当てはめませんでした。
神経質になるよりも愛情を持って接する時間を多く取ってあげれば自然と成長しますし、実際順調に言葉も発達していきました。
単語、二語文三語分が増える

外国の方が片言の日本語で話してるのを聞いたことがあるでしょう。
2歳児も同じような期間があります。
私たちが英語を覚える時もまず単語を覚えるように、赤ちゃんも単語を覚えていきます。
はじめのうちは「ブーブー(車)」「ワンワン(犬)」のような発音だったものが、やがて車とか犬と言い出すようになります。
まだまだ発音は不明瞭ですが、いつも一緒にいるとだんだん何のことを言っているのか分かるようになります。
普段家にいないお父さんには分からなくても、いつも一緒にいるお母さんは赤ちゃんの言っていることを理解してたりします。
やがて片言で単語が聞き取れるようになると、コミュニケーションの幅もぐっと広がります。
パパ、ママ、ジージ、バーバ、猫、飛行機、などを話せるようになり、だんだん(と言っても急激に)単語の数も増えてきます。
単語の数が増えてきたら、やがて2語文や3語文が話せるようになります。
「ママ 抱っこ」
「〇〇 とって」
「何処そこ 行く」
など文法らしくなってきて、自分の欲求を伝えてくるようになります。
我が家でもこの頃は特に言葉の発達が伸びるのを実感した時期で、一気に遅れを取り戻した感じで、なんか他の子よりよく喋るようになりました。
(最初喋らずに心配していたのは何だったんだろう?)
会話が出来るようになる

2語文、3語文を話し出してしばらくするともっと長い文章を話すようになり、2歳児が何を言っているのかがだいぶ聞き取れるようになってきます。
この頃の話し方はとても可愛いです。
小さな2歳児が方言交じりの言葉を話したり、大人っぽい文法で話したりする事もあり、何処で覚えたんだろうと驚かされるとともに微笑ましいものです。
また親が言っている事も聞き分けてくれるようになり、だいぶ会話が成立するようになります。
会話が成立して楽になる事もあれば、逆に大変な時もあるでしょう。
例えばこれまでは『何を嫌がっているのか』『何がしたいのか』分からなかった事が多かったりしても、話せるようになると『どうしたかったのか』が分かるのでスムーズに物事が進みます。
一方「ダメ」とか「もう帰るよ」など、自分の思い通りにいかない事が通じてしまうとギャン泣きする事も増えます。
我が家の2歳児の言葉の発達する過程

2歳になりたての頃
うちの息子が2歳になったばかりの頃の動画を今見返すと、たった数ヶ月前なのに今と全然違っていてほとんど喋っていません。
言葉らしい言葉もほとんどなく、覚えたての単語がいくつかあって時々口にするくらい。
いま思えば全然喋ってないなーっ、おとなしい子だなぁ…という印象です。
まあ本当は全然大人しく無いというのはもう少し後になって分かるんですがね。
言葉が話せない時って赤ちゃんぽくて幼いですね。
それが話せるようになると急に成長が一段階ステップアップしたような感じで、急にお兄ちゃんになった感があります。
2歳3ヶ月くらい
それから3ヶ月くらいすると、かなり言葉の点で発達しました。
単語がポンポン出てくるようになり、二語文、三語文も話し出すようになっています。
驚いたのが、その記憶力!
カルタや自動車の種類など3〜4回目を通すとどんどん覚えていきます。
この頃は毎日のように新しい単語を覚えていき、動物のカルタやアイウエオ順の積み木などの名前をことごとく覚えていきます。
よく遊んでいたのはコレ。
誰が教えたのかわからないような言葉もどんどん覚えていきます。
テレビやユーチューブ、一時保育、お友達などなど、いろんなところからどんどん言葉を吸収していって、日に日に言葉が増えていきます。
私旦那が仕事から帰って来るたびに新しい単語を話せるようになっていましたので、本当に驚きの連続の毎日でした。
2歳半から
2歳半にもなるともう喋りまくりで、立派な文章になっていて本当にビックリします。
誰が教えたわけでもないのに新しい単語をつなぎ合わせて立派な文章を言うので、聞いている大人はビックリすると同時に可愛い過ぎてたまらなくなります。
おそらく大人の会話を聞いていて吸収しているのだと思いますが、文法や接続詞などもきちんとあっていて驚かされます。
また自分の欲求を言葉で伝えることが出来るようになったので、かなり意思表示が強くなりイヤイヤ度合いも増してきています。
2歳の言葉の使い方

単語を覚えたのも束の間、最近は『いつどこで誰と何をした』といった文法をキチンと使えるので驚きです。
誰と
周りの人の事は驚くほど認識していて、パパやママ、じーじ、ばーばはもちろんの事、自分と同年代の子ども、知り合い夫婦(誰と誰が夫婦かなども全部分かってます)などなど全て認識しています。
また普段そんなに会う機会のない、おじさんおばさんなどの親族の関係も理解してるようで、他の人には見せない甘えたような、喜んでいるような話し方をします。
どこで
自分が活動している場所である、家や一時保育、ショッピングセンターなども全て把握しており、「何処そこへ行きたい!」ときちんと欲求を伝えてきます。
また一度遊びに行った場所は覚えているらしく、思い出を語ってくれたりもします。
いつ
さすがにおとといとか昨日とかまでは分かってませんが、過去、現在、未来の区別はつくようになりました。
過去の場合は「何処そこへ行ったー」「楽しかったー」ときちんと過去形になっていますし、現在であれば「〇〇したい」「行きたい」などと言います。
また未来であれば「今度動物園行くー」とか「明日イオン行く」などと欲求を伝えるようになりました。
もう会話も成立しだしており、うかつなことは喋れません。
大人達が喋っている会話も聞いていて、自分に不利な事なんかが出てくると怒ったり、機嫌が悪くなる事もあります。
●まとめ●

2歳児の言葉の発達は個人差も大きいので気になるところだと思います。
我が家の場合もほんの一例ですので参考程度に考えてください。
それでもやはり赤ちゃんが話し始めると可愛さが倍増します。
中々話すのが遅い子も愛情をたっぷりと注いであげてください。
そしてあまり神経質にならずに見守ってあげて下さいね。
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